洞海湾
昨晩、テレビで我が故郷、北九州の公害とそこからの復活の歴史をやっていました。魚も住めない「死の海」だったことは聞かされていましたが、映像を見て初めて実感しました。それと同時に、環境の激変ぷりと、自然の回復力の速さに驚かされました。というのも、僕の聞いた話と実体験を総合すると次のようになるからです。
1. 祖母・祖父の話:小さいころ洞海湾(当時は洞海)で海水浴していた。砂浜が続くキレイな海。
2. 父母の話:メチャ汚い「死の海」「七色の煙」洗濯物にススがつく。貯木場として最適(生物がいないから)。 ※だだし「七色の煙」はいまだに北九州市民にとって良いイメージが残る。
3-1. 自分の体験:小学生のころ、友達が海に落ちて油まみれ。工場のオヤジが怖い。魚釣りにいったが、魚のエラに寄生虫がいてタジロイダ。少しキレイになったらしいが、汚いイメージは変わらず。
3-2. 実家を離れてから聞いた話:洞海湾でクルマエビが獲れるけど、イメージが悪いので「玄海産」と書いてあるらしい。洞海湾沿いにマンションができ、シーサイドマンションとして結構な人気らしい。
つまり、わずか3代で「キレイ→汚い→キレイ」となったのです。何がスゴイって、自然がスゴイだけなんですが、これは今からでも悔い改めれば、自然はまだまだ応えてくれるのでは?という希望を持たせてくれます。
スノーシュー
3連休の日曜日、日帰りでスノーシューへ行ってきました。スノーシューとは日本語で言えば「カンジキ」。それをつけてガシガシ(ダラダラ?)雪原を駆けようというものです。
場所は、滋賀県マキノ町在原。茅葺屋根が多く残る村として有名な村です。日本の原風景を求めてやってくる人も。また、ここは平家の落人伝説があり、歌人在原業平の墓もある、歴史好きには堪らない場所です。司馬遼太郎もお気に入りだったらしい。
ここへは昨年もスノーシューへ来たのですが、今年は昨年の倍以上の積雪量。茅葺屋根の家も、ほとんど雪に埋まっていました。村内を少し散策した後、いざ雪原へ。しかし、あまりの雪の多さに、出発後約100メートルで満足。「ここで良くね」の一言で到着。そこを基点に少し散歩して、ご飯食べて満足してしまいました。
乾杯は、ビールを雪に埋めてキンキンに冷やして(どM)。またテキーラを飲みまくったため、かなり酔っぱらいました。ほろ酔い気分で雪原にたたずむと、ありもしない妄想が頭をよぎります。
詳細は、写真(以下)でお楽しみください。
http://www.imagegateway.net/a?i=plokaZdCLq
お題バトン
id:kobayasi君からお題バトンなるものを回していただきました。ここ最近、サボリ気味なのでやってみます。お題は小説。
Q1.パソコンまたは本棚に入っている『小説』は?
パソコンで小説読めることを今知りました。ケータイ小説とかいうヤツも?文庫本の棚でザッと目に付いた小説。
『ワイルド・スワン』『セロ弾きのゴージュ』『永遠なる序章』『落日燃ゆ』『おろしや国酔夢譚』『白い牙』『カラマーゾフの兄弟(三)』『どすこい』『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(小説?)など。古いのしかないな〜。『阿修羅ガール』読みましたが行方不明。文庫じゃないけど『静かな大地』(池澤夏樹)は結構面白かったです。
Q2.今妄想している『小説』は?
妄想してませんでした。ロシア経由で千島列島へ入り、紀行文を書いてみたい。っていうか千島行きたい!
Q3.最初に出会った『小説』は?
文庫本と限定すれば、北杜夫『船乗りクプクプの冒険』。小学生のとき、素直にオモシロと思いました。
Q4.特別な思い入れのある『小説』は?エッセイや研究書ならあるけど、小説は難しい。前にも書いた、中上作品と『海底2万マイル』?
今週末から、また北海道へ行ってきます。