Manoel da Conceicao「Batucada do Mane」(1975)

Batucada Do Mane

Batucada Do Mane

 喫茶ミルで、Manoel da Conceicaoの「Batucada do Mane」をCDで入手。RCA Victor Essential Classicsというシリーズで復刻されたもので、ジャンルはサンバです。ジャケットにもあるとおり、彼は牛の手(Mao de Vaca)と呼ばれるほどの大きな手の持ち主らしいのですが、そこから生み出される音はとてつもなく軽い。ギターが、刻む刻む。郷愁ただよう泥臭いサンバではありませんが、この軽さは特筆モノです。ジャケの顔からは想像できません。僕の好きなノエル・ホーザ(Noel Rosa)や、ドリバル・カイミ(Dorival Caymmi)の曲も収録されています。サンバといえば、羽を付けた半ケツねーちゃんが踊りまくるイメージがありますが、こんなに軽やかなサンバもあるのです。カルトーラと共に、サンバ入門としても最適の一枚だと思います。ショーロ好きにもオススメ。