皿倉山の夜景

実家つながりで、もうひとつ。北九州市は、玄界灘に面し、裏に帆柱山系と呼ばれる山々を背負っています。そして、その海と山の間の平地に洞海湾と呼ばれる細長い湾が差し込んでいます。洞海湾は、高度経済成長のころ「死の海」と呼ばれるほど汚れていました。しかし、今はだいぶ綺麗になり車エビも獲れるそうです。北九州工業地帯のメインは、今も八幡製鉄所(現、新日鉄)ですが、その他にも多くの工場が立ち並んでいます。そんな立地が幸いし、あまり知られていませんが夜景が綺麗です。
 僕は小さいころからキャンプが好きで、よく近所の帆柱山皿倉山などに登っていました。当時は「アウトドア」なんてオシャレな言葉はなく「野外活動」「登山」「飯盒炊飯」です。高校生の時、受験勉強に嫌気がさして発作的に夜一人でキャンプに出かけたことも。その当時から変り者の素質はあったようです。悪友と行くことも多く、初めてベロベロに酔っぱらったのも山の上でした。北九州の夜景は、僕の原風景のひとつです。 
 先日、その北九州の夜景をバーチャル体験できるHPを見つけました。本物にはかないませんが、かなりイイ線いっています。電気を消して、ウイスキーでも飲みたい気分です。僕にとっては、函館よりも香港よりも綺麗に見えます。最近は「100億ドルの夜景」というコピーも付けられています。これは香港ドル換算でも言いすぎです。

皿倉山の夜景(電気を消して、最大表示にすると効果的?)
http://view.adam.ne.jp/setoy/pic/kitakyu/sarabig2.html