国府宮 儺追神事(はだか祭)

朝、いつもと変らず一週間をスタートさせたのですが、ふと今日が「裸まつり」だと思い出し、急遽予定変更。昼過ぎから国府宮(こうのみや)へ行ってきました。今回で2回目。祭りは毎年旧暦1月13日におこなわれ、今年は今日2月21日でした。
3時ごろ神社に到着。人だかりの後ろに立っていると、安全のために門を塞ぐ関係でラッキーなことにほぼ最前列へ押し流される。今回はカメラを持っていったので「良い写真が撮れる」と俄然ヤル気に。
しかし、それからが長かった。触ると厄が落ちるとされる「神男(しんおとこ)」が出てくるまで約1時間。それまでにも順次、稲沢市周辺の各地区の団体が「なおい笹」と呼ばれる色布で飾られた笹束を奉納しているのですが、遠くてあまり見えません。震えながら待機。
約40分後、「手桶集団」と呼ばれる水かけ部隊が登場。一気にボルテージが上がります。男達に水をぶっかけると熱気で湯気が上がる。で、いよいよ神男が境内に入ってきます。男たちは、神男に触ろうとスゴイ勢いで群がります。撒き散らされる水。湯気。雄叫びを上げる男達。神男は、歴代の神男たちに守られ神社の中を目指します。しかし、神男に触ろうと行く手を塞ぐ男たち。神男はもみくちゃにされて傷だらけ。それでも何とか入り口まで到着。
すると今度は神社の中から「神男」救出部隊が飛び出します。宇宙飛行士のように命綱を腰に結び、神男めがけてダイブ。パンク・ロックのダイブなんか足元にも及びません。命をかけた救出劇。頭の上を歩いていたような。何度かダイブを試み「神男」をキャッチ、すかさず神社の中から命綱を引っ張ります。例えるなら、ピラニアが群がる池に沈んだ肉をUFOキャッチャーの先にくくり付けられ取りにいく感じです。10分後、なんとか神男は神社の中へ入りました。これでいちおう終了。その後もいくつかの祭事があり、翌日には大鏡餅割りなどがおこなわれます。
 祭りの間、僕はずっと「参加して〜!」と思いながらシャッターを押していました。傍観者なんて詰まらん。やはり祭りは参加してこそ。この祭りは稲沢周辺の住民のみが参加する祭りなので諦らめていましたが、HPによると手続きをすれば、それ以外の人も参加できるらしい。いつか都合をつけて是非参加したいです。
国府宮HP:http://www.konomiya.or.jp/

  • 奉納する「なおい笹」&鏡餅

  • 水をぶっかける

  • 立ちのぼる湯気

  • 神男入口&救出部隊

  • 寒い尻(※僕はフンドシ・マニアではありません)