Livedoor

bergk2005-02-23

ホリえもんこと堀江貴文氏が社長を務めるライブドアが世間を賑わせています。経済関連に弱い僕は、喫茶店などに日経新聞があれば「大人のたしなみ」として読みこそすれ、毎日その動向を楽しみにするほどの記事はありませんでした。そんな僕がこのニュースだけは「今日は何パーセントいった?」と心躍らせています。とはいえ、株について受け売りの知識しかない僕が、TOB新株予約権といった言葉を並べても鋭い意見を書けるはずもありません。よって、ちょっと視点をずらして書いてみたいと思います。
 まずライブドアが謳っている双方向性ですが、これは明らかに本丸であるテレビを狙ったものでラジオではそれほど効果は発揮しないと思われます。既に多くのラジオ番組はweb掲示板等で双方向性を実現しています(電話やFAXの下地があった)。ラジオ好きの僕から言わせると、ラジオの魅力はそのシンプルさ。僕の中での究極の聴き方は、「一人でキャンプに出かけ焚火の火を消しテントに入り、ヘッドライトで文庫本を読みながらのNHKラジオ深夜便」。「ラジオ深夜便」では、夜中の2時に「おはようございます」と挨拶する婆ちゃんや「息子家族が寝静まったころ決まって目が覚め、いつもフトンの中で聴いております」とのたまう爺ちゃんがゴロゴロいます。早起きを通り越した夜行性。そんなラジオ業界にネットとの双方向性が実現したらどうなるか?お年寄りもケータイを持つ今日。夜中にトイレ起き出した孫が、ふと祖父の部屋を覗くと、爺ちゃんの枕元にボーっと青白い光が(ケータイ画面のライト)。日本中で祖父母の遊体離脱の目撃報告が激増することでしょう。子供は恐ろしさのあまりトイレにいけなくなります。おねしょの増加、膀胱炎、一人寝ができなくなる。ここまで考慮して双方向性を吟味してもらいたい!
 つぎに、ホリエもん氏について。先日、氏のブログを拝見したのですが、食べ物の話が多くて驚きました。江口洋介時代(http://living-on-the-edge.blog.ocn.ne.jp/living_on_the_edge/2004/10/post_6.html)よりかなり膨よかになられたご様子。ジムに通っているそうですが、それを上回るグルメっぷり。東京ででき、かつ時間が無いとなれば、グルメは最も効率的なリラックス法なのでしょう。食べることで、彼の言うところのモチベーションも上がります。僕は口に入れば何でも旨いと言い、さすらうことで英気を養う方なので、自分は彼と違うタイプの人間だと思いました。とはいえ、この生き方はひとつのあり方としてアリだと思います。激務のなか日記を書く時間を割いていることは尊敬。また、ライブドアの動画ニュースを全編観たい人は、ID登録しないと見れないようにしてるシッカリ者。やっぱり商売上手。僕も少しは「命の次にお金が大事」という彼を見習わないといけません。ただ、僕が彼から学んだのは、毎日キチンとごはんを食べましょう。大学生の手引きみたい。
 フジ側の言い分。「公共性」を出すのは失敗だったような。ホリえもん氏の急遽番組降板、NHKでさえ「やらせ疑惑」が発覚するテレビ業界の現状に虚しく響きます。

ニュース一覧:http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/livedoor/news_stories_1.html
堀江貴ポンblog:http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/
ライブドアHP:http://news.livedoor.com/(ニュースで動画。全編はID要)