エアギター

bergk2005-03-12

 昨晩、筑紫哲也の「News 23」でスゴイ特集をやっていました。その特集とは「エアギター(AIR GUITAR)」。エアギターとは、単純に言えば「ギターの弾きまね」。カラオケでB’zを歌う人やハードロック・マニアが、ギターソロになると恍惚の表情でやるアレです。僕も小学生のころ、ホウキを片手に嗜みました。そのエアギター、僕が知らぬに世界的なムーブメントになっていました。そういえば「タモリ倶楽部」で取り上げられていたし、電気グルーヴの新曲は「弾けないギターを弾くんだぜ」。そういう意味だったか。完全にノーマーク、自分のアンテナの錆び具合を恥じました。
 番組は、エアギターに青春を捧げる青年の物語。もう最高!ひさしぶりにテレビを観て、お腹が痛くなりました。そのなかでも最高だったシーンを再現してみましょう。
 朝6時、公園でラジオ体操をするお婆ちゃん。おもむろに青年登場。持参したノートパソコンを地面に置き、音楽スタート。青年は目をつぶり優しくエアギターを弾き始める。朝日が眩しい。曲がだんだん盛り上がる。青年の動きが激しくなる。ギュワ〜ンギュワ〜ン。手をグルグル回転させエアギターをかき鳴らす。曲は最高潮へ。公園の真ん中で、砂煙を上げながら高速回転する青年。お婆ちゃんポカ〜ン。もう誰にも止められぬ。地面に寝転んでブリッジを決めながらキュイ〜ンキュイ〜ン。砂まみれで立ち上がると、ジャンプジャンプの嵐。公園のフェンスにタイブ。画面からはみ出す。ドカッ、バキッ、ザザザッー。バタッ(死亡)。お婆ちゃん体操を続ける。鳥のさえずり。
 この他にもエアドラムとのライブセッションなどもあり、それも良かった。やってる本人、ホントに気持ちよさそう。数日前、同番組で、筑紫哲也堀江社長に対し「ジャーナリズムには、世間が求めなくても伝えるべきものがある」と力説していた意味がやっとわかりました。
 ぜひもう一度、このシーンを見たいのですが、残念ながらビデオに録り忘れました。かなりの衝撃映像なので、近日中にネットに流れるとおもいます。もし見つけた方はご一報いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。「エア○○」これから来るよ(たぶん)。

世界エアギターの輪:http://www.omvf.net/2004/ilmakitara.php?lang=en
参考動画(重いので注意):http://www.omvf.net/mpg/cdiddy2003.mpg
エアスクラッチもあります:http://www.air-scratch.com/home.htm