今週のランキングです

　先日、ひさしぶりに「CD-TV(カウントダウンTV)」をみました。昔と同じテンションでやっていて妙に嬉しかったです。僕がこの番組で楽しみなのは、50位から20位。このゾーンには番組のテンションを一瞬にして変える演歌がランクインしてきます。参考に4月23日付の31〜40位を見てみましょう。

31. ふりむけば日本海 五木ひろし
32. 明日(05.01.26) 平原綾香
33. feel my soul YUI
34. 初恋列車 氷川きよし
35. 女ひとりの日本海 大月みやこ
36. 愛のバクダン B'z
37. 何度でも DREAMS COME TRUE
38. チェリッシュ NEWS
39. マツケンサンバII 松平健
40. ネオメロドラマティック/ROLL ポルノグラフィティ
http://www.tbs.co.jp/cdtv/cddb/thisweek-j.htmlより

五木ひろし「ふりむけば日本海」、大月みやこ「女ひとりの日本海」のダブル日本海に、B’zのバクダンは不発。きよし君もがんばっています。さらに上の10〜20位には「花吹雪 / 天童よしみ」「ハッピー☆マテリアル/ 麻帆良学園中等部2-A」「魔法戦隊マジレンジャー/呪文降臨〜マジカル・フォース 岩崎貴文/Sister MAYO」が名を連ねる（たぶんアニメと戦隊モノの主題歌）。
　浮き沈みはあるものの、これが日本音楽界の現状です。大晦日、紅白歌合戦を見ながら「なんで演歌ばっかりなのよー。売れてないくせに」などと文句をたれてはいけません。実際、演歌は売れています。オレンジレンジや木村カエラを歌えば、日本の流行を押さえたという考えは偏ったものだということを自認しておく必要があります。
　日本における演歌市場。それは年配の人々により担われていることが予想されますが、CD-TVを見るかぎり演歌といえども新曲が出れば、彼ら(ファン)はいち早くチェックし購入しています。しかし、演歌の番組なんて皆無に等しい。ネットで精力的に情報を漁っているとも思えません。ラジオも思っているほど演歌は流れません（「歌うヘッドライト」を除く）。いったい彼らはどのようにして、これらの情報を得るのでしょうか？そしてB'zやドリカム、ポルノグラフィティを（一時的であっても）上回るセールスを叩き出すことができるのでしょうか？日本の隠れた情報網。ホリえもんが描くネットの未来像より、僕はこちらの方が気になります。