『恋の門』
先日ひさしぶりにビデオ(DVD)を見ました。おバカなのが観たいと思い『恋の門』をチョイス。監督 松尾スズキ。キャストには、アヤシイ人達が勢ぞろい。歌は、おぉサンボマスターじゃん。
内容は、漫画芸術家の男(門:松田龍平)と、隠れアニメオタク女(恋乃:酒井若菜)のラブコメ。各所にオタクちっくなギャグ&配役があり、笑える作品でした。松田龍平、ちゃんと見たことなかったけど上手いなー。
サブカルっぽい笑いで評価が高いこの作品ですが、僕はむしろ恋愛映画として良い映画だと思いました。なかでも2人が初めて一緒にマンガを描くシーンと、門が逃げて恋乃が追いかけて鉄塔に登るシーンが良かった。街の郊外、晴れの日の夕方、ダメな二人。今の日本映画に僕が求めるものは、この出口のないせつなさと、夕暮れの風景です。
監督、松尾スズキは、TVブロスのコラムを流し読みするくらいでしたが、今回少し調べたら、北九州出身。しかも、実家の近くみたいで親近感が沸く。時間を見つけて、他の作品・演劇もみてみたい。
まだ観てない人は、晴天の休日にお昼2時まで寝坊して、この映画を見て、夕方に近所をブラブラ散歩すると最も楽しめると思います。季節は秋かな。まさに今みるに最適の映画です。
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- 発売日: 2005/04/08
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