下妻物語

昨日、友人のオススメで『下妻物語』を見ました。なかなか、どうして面白かった。
内容は、ヤンキーの土屋アンナと、ロリータ好きの深田恭子の友情物語。『NANA』と似たものを感じましたが、『NANA』ほど恋愛至上主義に陥ってないぶん、男の自分としては、むしろこちらの方が楽しめました。先日見た『恋の門』と『NANA』をミックスした感じ。晴男ちゃん出てくるし。
舞台を田舎に設定したことも、日本全国の実態を考えればナイスなセッティング。いつも使う駅で見かける、ゴスロリ少女への僕の眼差しは、この映画によって暖かいものへと変化しました。
また、我が故郷、北九州はヤンキーの名産地。映画の中で、バッタもんのベルサーチを見て、土屋アンナが「かっけーッ!かっけーッ!」と叫ぶシーンは、僕のかつての友人と全く同じ言い回しで、笑えました。
もうひとつ、トピックを挟むと、我が北九州では、博多へ行くのが東京へ行くことに匹敵。ある日、友人たち(含むヤンキー)と博多に買い物へ。そのヤンキーの友人、とある店先でチェーンを発見!「おっ、このチェーン見ろよ。かっけーッ!かっけーッ!、財布につけたらシブくねぇ」。ふと見上げると、ペットショップの看板。そのチェーン犬用!
CM作家が作っただけに、ボーっと見てても次々に笑いを突き付けてくれる。疲れているときに、リフレッシュするには良い映画です。笑えます。そして、ちょっと泣かせます。

おまけ:ビデオを見おわった後、ネットで映画についてyahoo調べる。いくら調べても、いくらページを進めても、目当ての情報がない。あれっ?? 検索ワードの記入欄を良く見ると「若妻物語」。自分の潜在意識を垣間見た気がしました。

下妻物語 スタンダード・エディション [DVD]

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