洞海湾

bergk2006-01-16

昨晩、テレビで我が故郷、北九州の公害とそこからの復活の歴史をやっていました。魚も住めない「死の海」だったことは聞かされていましたが、映像を見て初めて実感しました。それと同時に、環境の激変ぷりと、自然の回復力の速さに驚かされました。というのも、僕の聞いた話と実体験を総合すると次のようになるからです。

1. 祖母・祖父の話:さいころ洞海湾(当時は洞海)で海水浴していた。砂浜が続くキレイな海。

2. 父母の話:メチャ汚い「死の海」「七色の煙」洗濯物にススがつく。貯木場として最適(生物がいないから)。 ※だだし「七色の煙」はいまだに北九州市民にとって良いイメージが残る。

3-1. 自分の体験:小学生のころ、友達が海に落ちて油まみれ。工場のオヤジが怖い。魚釣りにいったが、魚のエラに寄生虫がいてタジロイダ。少しキレイになったらしいが、汚いイメージは変わらず。

3-2. 実家を離れてから聞いた話:洞海湾クルマエビが獲れるけど、イメージが悪いので「玄海産」と書いてあるらしい。洞海湾沿いにマンションができ、シーサイドマンションとして結構な人気らしい。

つまり、わずか3代で「キレイ→汚い→キレイ」となったのです。何がスゴイって、自然がスゴイだけなんですが、これは今からでも悔い改めれば、自然はまだまだ応えてくれるのでは?という希望を持たせてくれます。