HARIBO その3

bergk2005-01-28

 今日は、ハリボーとは切っても切れないラクリッツ(リコリス)について書きたいと思います。まず、ラクリッツ(Lakritz)をドイツ語辞書で引いてみました。

Lakritz【植】カンゾウのエキス、カンゾウの煎じ薬。[キリシャ語]

つづいて「カンゾウ」について調べると、

カンゾウは世界で最も広く使われているハーブ。水溶抽出されたカンゾウは西洋諸国では食品(特にリコリス飴)とタバコの香料として使われている。多くの漢方処方ではカンゾウを、主成分となるハーブの優れた効果を引き出したり、好ましくない効果を緩和する補助剤として使用している。

 こう書いてみると、ラクリッツがとても良いヤツにみえます。しかし、その味は、大多数の日本人の口には合いません。甘しょっぱい、漢方薬のような、塩羊羹のような、墨汁のような何ともいえない味。正直マズイッス。真夏のビーチでひと泳ぎした後、キーンと冷えた麦茶と思って飲んだら、ぬるいコブ茶だったようなガッカリ感。少しはわかってもらえますか?
しかし、ヨーロッパは懐が深いと言うべきか、デバートの量り売りでは、ビニール袋を真っ黒にしてラクリッツしか買わないオバちゃんがいます。グルグル巻かれたラクリッツ・グミを嬉しそうに食べている子供も良く見かけます。僕も誤って一袋買った経験がありますが、一日5粒が限界でした(後半は少し慣れたけど、やっぱマズイ)。ハリボー買うときは、黒いヤツに気を付けろ!

http://www.lifestyles.co.jp/intract/herb23/kai-kanzo.html