100年前のカラー写真

チャンバラさん(http://d.hatena.ne.jp/chanbara/20050214)のブログに、素晴らしい情報を教えてもらいました。それは、今から約100年前(1900-1910年代)にロシア人が撮影したカラー写真がネット上で見られるというもの。"The Empire That Was Russia"というタイトルで、オンライン展覧会をやっているようです。
リンクを飛んでいくと、目を疑うような鮮やかな写真が!ホントに100年前なの?と疑いたくなるほど鮮明です。僕はかなり古写真をみている方だと思いますが、ホントにビックリしました。アメリカ軍が撮った日本の敗戦直後のカラー映像を見たときも驚きましたが、今回はそれ以上の衝撃。
写真の原理は、基本三原色(赤・青・緑)のフィルターでそれぞれ撮影し、それを合成して色を再現するようです。被写体は、ロシアの宮殿や宝物、自然、働く人々など多岐に渡り、枚数も豊富です。デジタル処理はやっているみたいですが、いわゆる着色写真(白黒に色を塗る)ではありません。
また、写真には、おそらく日本に最も縁遠いと思われる黒海周辺の人々が写っています。セルゲイ・バラジャーノフの映画を思い出しました。以前、僕はパラジャーノフ映画の日本とは全く異質な世界観に魅了されました。この写真にも、そんな魔力が潜んでいるように思います。

古写真
http://www-2.cs.cmu.edu/~dellaert/aligned/
http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jphoto/read.php?id=enjoyjapan_12&nid=49755&work=list&st=&sw=&cp=3
パラジャーノフのリンク集
http://d.hatena.ne.jp/kdgc/20031029
http://www.face-movie.net/favorite_paradianov01.html

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「七つの夢」という脚本集もオススメ。映画は濃くて暗いけど綺麗です。一度観たら忘れられません。クリムトの絵が好きな人は好きかも?