ロットリングVSステッドラー

建築学や考古学、デザインといった図面を書く人間が3人集まると必ず「おまえロットリング派？ステッドラー派？」という話題が出てきます。はたから見れば、ど〜でもいい話なのですが、本人たちは結構本気。派閥の違いは、たいてい先輩が使っていたからといった些細な理由なのですが、自分と違う派閥だと変にライバル意識が芽生えたりします。
　僕の経験だと、アート志向が強い人はたいていロットリング。かわいいロゴとカラーリングの影響でしょうか。一方、ステッドラーは「質実剛健」でクールなイメージ。ロゴも「STAEDTLER」と買いてるだけ。両者は、インクの出具合や詰まりやすさなどを指摘しあい争っていますが、性能はあまり変わらない気がします。
ようは好みの問題。パソコンのMAC派とWindows派の争いに近いです。こんな争いができるもの、何でも手に入る日本ならでは。「平和ボケだよ！平和ボケ！パッチギみろ！」と井筒監督に怒られそう。
　ロットリングもステッドラーもドイツの会社。ちょっと寂しいので日本のモノもひとつ。寺西化学の「ラッションペン」です。僕が子供の頃からデザインも一緒。しかも、非常に書きやすい。赤ペンなら、これが僕の中で№１。

• Rotring. Rapidograph

• STAEDTLER. Mars Lumograph（HBとHの中間の濃さのFがあります）

• 寺西化学. ラッションペン

ロットリングＨＰ：http://www.sanford.de/index.html
ステッドラーＨＰ：http://www.staedtler.de/home_de.Staedtler?ActiveID=1041
寺西化学ＨＰ：http://www.guitar-mg.co.jp/syouhin_syoukai/syouhin%20syoukai.htm