フジテレビ・ライブドア和解

 日本国民に株の怖さと面白さを教えたライブドア騒動も、昨日でひと段落。後半戦は水面下に潜ってしまい視聴者にはダレぎみに感じたものの、2ヶ月にわたり楽しませてもらいました。昨日のフジとライブドアの共同記者会見は、不祥事を起こした2世タレントの謝罪会見みたい。「コミュニケーションが足りなかった」という台詞も、そんな感じ。
 それより僕が気になるのはソフトバンクの北尾氏がその場にいなかったこと。子供のケンカに凄みをきかせた彼こそが、和解の最大の貢献者だと思うのですが、すでに、そこには姿なし。彼は、記者会見でもわかるように全くスキがありません。顔は、柔和でいわゆる「怖い顔」ではない、むしろ「良い顔」。しかし、そこには優しさと、その裏にある底無しの怖さが同居しています。あれは組長クラスの顔です。「男は30歳をすぎたら自分の顔に責任を持つべきだ」という言い方がありますが、自分は北尾氏のような顔になりたいのか否か。正直わかりません、空耳アワーの安斎さんのような良い顔もあるわけで。