ハードゲイin AMSTERDAM

ここ最近、YAMA_LOGを訪れてくれる人の約3割が「ハードゲイ」「ハードゲイ住谷」というキーワードで引っかかり、訪問してくれていることが分かりました。正確な数は不明ですが、かなりの数。これは先日、コジャレカヌーについて書いた文章にあった「ウエットスーツは、魚屋かハードゲイになるので注意」という何気ない一言によるもの。確かにレイザーラモン住谷ハードゲイ住谷)は、気になるキャラにも関わらず、TVへの露出が少なく、ついネットで探したくなる人物です。で、せっかく「ハードゲイ」で検索してきてくれたのに、カヌーの話だけだと少し申し訳ないので、僕のハードゲイ体験について少し書きたいと思います。
 僕のハードゲイ初体験は、今から約10年前、オランダ・アムステルダムにおいてでした。一緒にいった先輩と「やっぱアムスの夜は、クラブでしょ」ということで、「今、最も盛り上がっているクラブは?」と聞き込みをして行ったのが「IT(イット)」というクラブ。入口に「GAY only」とのプレートを発見しましたが、もう引き返せません。世界のゲイ・カルチャーの総本山アムス、そこで最も盛り上がっているナイトクラブ「IT」。意図せずハードゲイの本陣へ突入することになりました。
 クラブ内では、上半身裸のムキムキな兄貴たちが汗をすり合わせながら踊りまくり。その数1000人はいたと思います。しかもオランダ人はヨーロッパ人のなかでも長身で、2メートル以上あるヤツばかり。まさに筋肉の森。ステージでは、ハードゲイ住谷と同じ格好のGO GO BOYSというダンサー達がムキムキダンス。僕は、森に降り注ぐ雨(汗)に打たれながらフォ〜〜!!っと遠い世界に飛んでいったのでした。
朝4時半ごろ、さすがに疲れて2階のスペースで熱い抱擁やキスを交わすハードゲイたちの隙間で休憩していると、夜明け前のハッピーな曲が流れる。ふとフロアを覗き込むと、そこには数百人のハードゲイたちが同時にディープキスをしまくる光景が!ハゲ頭はテカり、ヒゲが擦れあい、汗がからまる。まさにカルチャーショック。
 僕はこれ以来、ゲイについて全く偏見がなくなりました。正確には、この光景をみたことで、多少のことでは全く動じなくなりました。むしろ、その音楽・雰囲気のカッコよさに魅了され、その後もアムスを訪れる度にITに行ったほどです。ゲイではない僕が、ゲイカルチャーに親しみを覚えるのも、このITでの体験が大きな理由だと思います。今もITがあるかどうかは分かりませんが(HP見つからないので潰れたかも?)、そこでDJをしていたDJ JeanはMix CDを何枚も出しているオランダの有名DJ(MADHOUSEというパーティのレジデントDJ)。僕の好きなDJの一人です。
追伸:マッチョではない僕はハードゲイ兄貴達のタイプではなかったらしく操は守っています。ホントだよ。
DJ JEAN HP: http://www.djjean.com/
IT外観

IT内部(奥に薄らGO GO BOYSが見えます)

※いずれもbergK撮影。2回目に行ったとき。